• NARD JAPAN 認定校岐阜県土岐市アロマサロン&スクール巡の香

     

    今年のお役目を終えた葉がハラハラと舞い
    大量の落ち葉が地面を埋め尽くす季節
    手をつけられないほどの量なので放置

    ウチの敷地に植える植物がこぞって元気なのは
    この落ち葉たちのお陰かもしれない

    元気なのは植えた植物だけでなく
    もともとそこに根を下ろした植物たちも
    その恩恵にあやかっている
    大きく成長したオオバコもその一つ

    一方、朝晩の丹念な掃除のために
    ちり一つ落ちていない神社や仏閣の境内

    実はここに生きるオオバコたちはサイズ小さめ

    地面がむき出しで
    玉砂利が敷き詰められている
    雑草なども生えておらず
    落ち葉もキレイに掃除されてしまうと
    土地も栄養分を得られずに痩せてしまう

    偶然にもそんな所で長年生きる事になった
    オオバコたちが生き残る戦略

    コンパクトに生きるように小さく進化する

    特定の環境に身の丈を合わせるように特殊化したタイプ
    これをスペシャリストと言うそうです

    そんなオオバコは
    神社仏閣型矮性と名付けられ
    その種を集めて条件を良くして別の場所で育てたとしても
    小さく育った神社仏閣型は小さいまま
    もやは大きく育つ事はないそうです

    境内の行き届いた管理は
    落ち葉などの栄養分が得られずに
    土地が痩せているだけではなく
    頻繁な掃き掃除がさらに
    オオバコには接触ストレスにもなり
    そんな生活サイクルが何百年と続いた事で
    大きく育つシステムが失われ
    サイズの可塑性が固定されてしまったそう

    ただし、このタイプは
    種子を効率的に生産するという
    強かさも同時に身につけ
    植物の生き残り戦略の面白さを思うのでした

    落ち葉と呼ぶのか
    枯れ葉と呼ぶのか

    人によって違いますが

    役目を終えた葉と思うのは
    人の目に映るそれであるだけで
    地に落ちた葉は微生物による分解により
    次の生物の体の成分として循環していく

    毎年毎年 舞い落ちる大量の葉が
    放置していてもいつの間にか消えているのは
    何か新しい命に変わり巡る

    美観の尺をどう捉えるか
    そんな視線で観てみると
    なかなか興味深い部分でもあるなと
    思うのでした

    参考資料
    京都大学学術情報リポジトリ