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沢山の心からの微笑みがあれば


なんてことない日々が好き
ほんのささいな家での生活に
ちゃんと時間を注いであげる瞬間が好き

それは
太陽の日差しをいっぱい浴びた
洗濯物を取り入れる瞬間だったり

掃除機に溜まったゴミを捨てる瞬間だったり
洗いたてのシーツをベッドにセットする瞬間だったり

今、そんな日々に満たされている

結婚当初
夫はわたしに外で働いて欲しいと希望した

それは金銭的な理由ではなく
彼の生い立ちにあった

家にいると塞いでしまうだろうから
家に籠もることでヒステリックになる
そんな彼の母親をわたしに重ね
外に出ることを望んだのだと思う

でも、わたしは彼の母親とは
性格がまるで違って

あれこれと積極的に取り組み
日々、優先順位と効率と合理的なことを考え動く
だから、行動も早いし
タスクをこなすスピードも早かった

加えて
常に何かしていなければならない

そんな強迫観念に取り憑かれていたわたしは
動けば動くほどに
ストレスが溜まってヒステリックになった
予定通りにいかないことに苛立ちも感じた

止まったり、緩めることに後ろめたさを感じてしまう性格
ひたすら余裕なく
何かに追われるように自分を追い込んで
日々を過ごしていた

そんなわたしの特性に彼も氣づいたらしく
わたしが緩めることにシフトしたときは
何もいうことなく

家にいて安心ならば
それが穏やかで幸せなことだと
快く協力してくれた

彼はわたしのヒステリックは望まない

豊かな生活とは
穏やかに満たされた生活

たしかに
やりたいことをやってきたけど

振り返れば
やりたいことをやらせてもらっている
そんな後ろめたさもあった
そんな自分を責めていたのかもしれない

結婚して幸せではある
でも
それと同時に
深い部分で見過ごしてきた
わたし自身に対する赦していない色々

やらなければいけない
やれてない負い目

社会という枠組みの中で
旧来の女性の役割
現代の女性の役割
そんな両方の見えない枠に縛られて
面倒くさいマインドがぐるぐるしてたけど

それすらスッと消え去ったのは

大切なことは何か?
優先することは何か?

それが
お互いの心地よさや充足感で
穏やかで豊かであることに着地したら

そこに焦点をあわせて
堂々と生きればいいと

沢山の心からの微笑みがあれば
全てはうまくいくのだから

こころから安心できる場
大丈夫
そんな場所に立てている

そう
立ち止まれば
クリアに見えてくる

だから
安心して大丈夫だって
こころから言える

ライオンズゲート
わたしの過去を映し出し
静かに眺めていく日記









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