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イメージ癖






hibi×モリサワ 書体で感じる日々の香り。

昨日はフォントの日だそうで
こんな商品をみつけました

3つの書体をイメージした香り

A1ゴシックはゼラニウム
リュウミンはヒノキ
フォークはレモングラス

私がこの書体からイメージする香りは

A1ゴシックはシダー
リュウミンはヒノキ
フォークはホーウッド

香りのイメージは人それぞれだと思います。書体はビジュアルをイメージさせる手段の1つでもあるので、この書体を香りに置き換えるという試みは大変興味深く、面白いアイデアだなと思いました。

香りをイメージして言葉に置き換えるコトは日々意識しないと出来ないことです。普段から沢山の言葉や単語を意識して表現のライブラリを増やしていく癖をつけること、私は精油をブレンドして出来上がった香りのイメージは積極的に言葉にするようにしています。

こういった書体や、提示された香りのイメージから精油を選んでみるのも良い訓練だと思います。それを踏まえながら[A1ゴシック][リュウミン][フォーク]あなたならどんな精油を選びますか?

香りを感じてイメージするコトは一人ひとりの感性にあると思います。よく「この香り(精油)の持つメッセージはなんですか?」と聞かれるコトがありますが、実は私はあまりそこを重要視していません。精油の持つメッセージ性に助けて貰いたい時や必要な時もあります。私も時々は調べたりしますが一番大切なのは自分がその香りをどう感じたのか自分の感覚で感じていくことではないか?と思います。時に決められた精油のメッセージに囚われてしまうと感じ方の可能性を狭めてしまう可能性があるので、私はあまり精油のメッセージを重要視していません。

逆に精油の持つ作用特性など、薬理的に使用したい時は芳香成分などを重要視していきますが、感覚的に香りを捉えたい時は自分の感性に従っていきます。ブレンドする時はその時々、必要に応じて[薬理的][感覚的]のバランスを取りますが、慣れてくるとその部分がとても面白くなってきます。

芳香成分に囚われてしまうのでは?と思われがちですが、実は身につけてしまうとそうでもないんですよね。それぞれに自分の個性が出たり、その日の気分が反映されたりするのがブレンドの面白いところです。私がNARDのアロマテラピーを学んでよかった理由の1つは[芳香成分を取り入れながらも感覚的に精油を選べるようになった]事です。ブレンドにも自信がついたのは言うまでもありません。

NARDで精油の持つ芳香成分の特性を学んで実習を繰り返すと[論理的な理由付けをしながらも香りの感性も大切にしたブレンド]ができるようにります。それはいい香りを愉しみながら身体に対してのアプローチをするブレンドにつながります。もちろん、いい香りはそのままリラクゼーションに繋がりますので香りの持つ力を最大限に活かすことができてくると思います。

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