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良い流れの一旦を担えたら


2019-08-06 07:12:37
過去BLOGより

なんで勉強するの?

何年か前に
そんな素朴な質問をされたコトがありました
でも、上手く答えられませんでした

なんで勉強するのだろう?

上手く答えられれなかったのは
そこ答えが一つだけではなくて
沢山の理由や
沢山の気持ちがあったから

それを
上手く言葉にまとめることが
できなかったから

今もそれは同じです

でも、そのコトを上手く言葉にしている人に
不意に出会ったりもします

なぜ勉強するのか!?の本当の答え。

勉強をなぜするのか親にきいたときに
お茶が入っているコップを指して・・・
国語なら『透明なコップに入った濁ったお茶』、
算数なら『200mlのコップに半分以下残っているお茶』、
社会なら『中国産のコップに入った静岡産のお茶』と
色々な視点が持てる。
多様な視点や価値観は心を自由にする。

なぜ年収格差は、学歴格差を生むのか!? より引用

多様な視点や価値観は心を自由にする

これは本当にそうだと思う
そして、これは他人を理解しながら
自分の考え(自分のスケール)を持つ
そんなコトに繋がるように思います

そして
それは
生きていくことを
とてもラクにしてくれるように思います

最近読み終えた
太宰治の「正義と微笑」

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども、全部忘れてしまっても
その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ
これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。

この一冊の中にも主人公を通して
勉強していくこと
知ること
経験すること

そんなことを
成長していく少年の過程に
見出すコトができました

本全体としても
とても面白く読めました

主人公
理想は高く美しく
でも現実で挫折負け犬根性

泣き言弱音 もうダメだ
試験前にやるぞ!と意気込むも
掃除に明け暮れ勉強しなかったとか

”地味な修行がしたいのです”と希望するも

その大変さに耐えかねて
勝手にドン底気分になったり

ププって笑えるところもあれば
馬鹿正直で理屈屋でピュア

わかるよわかるよと愛おしくなったり

凹みながらも
屁理屈こねて
自分の足で理想を貫き進む

少年からの大人への成長は
どこかしら品が良く知的ハンサム
太宰治の美学かな

みんなどこかしら似ている

似ているけど
どう進むのか道は分かれる

こんな歳になった私でも持っている

バカ正直というピュアさを

恥ずかしいと思わずにいたい
学ぶことで出会う感動もあるし
それを積み重ねて
自分自身がとてもラクになったり
視点を広く持つことで
優しくなれること
心に余裕を持つことができる

知ることで
焦らなくてもよかったり
問題に向き合うコトができたり

学んで行くことは
学問を身につける

それ以上に大切なコトが
沢山詰まっているのだと思う

そんなこの本を読み終えた日は

講師とセラピストのための
アロマ研究コース
新しい免疫系Vol.05でした

ここにも
論理的な学問以上に大切なことが
沢山詰まっているように思います

自分が何故
当たり前に普段を過ごしていられるのか?

自分の大切な人が
笑顔で過ごしていられるのか

ミクロの世界を通じて
生命の素晴らしさを感じるコトができると

自分自身も
周りの自然環境も

絶妙なバランスで成り立っている
この奇跡が愛おしく

瞬間瞬間を大切にしていこうと
思うことができるのです

多様な視点や価値観は心を自由にする
この事は世の中の良くなる何かに
繋がってるんじゃないのかなって思ったりもします

アロマテラピーを通して
身体の神秘
自然の奇跡
そんな一欠片でも
伝えることができたら

なにか
良い流れの一旦を担えたら
そんなふうに思います

2024年3月29日の私は
学ぶから体験へと
過去の私の一旦をちゃんと繋いでる

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