一滴の可能性を想う
日曜日はNARD JAPAN 中部勉強会に参加してきました
テーマは
第一部|ベビータッチケアセラピーの有用性
第二部|がん患者様へのアロマボランティア
相反する2つの視点に想いは複雑ではありましたが
人は生まれたからには
誰しも必ず終わりはあるわけです
生まれてから
日常を生きて
最後の瞬間を迎えるまで
気づかなかったのですが
そこにあるスキンシップと香りの関わり
その2つが持つ力に
心を打たれました
私は子供がいないので
お母さんの気持ちはわかりません
たぶん、赤ちゃんの気持ちも
わからないのではないかと思います
なので
ベビーアロマのアドバイスや
赤ちゃんを持つお母さんへの悩みのアドバイスは
できないと思っていましたが
肌を通して繋がる心身への影響は
大人も子供の赤ちゃんも一緒である事
改めて気付かされました
特に新生児からのスキンシップが
後の性格形成や愛情のあり方に
大きな影響を持つことは多くの方が
知っておくべき事なのではないかと
感じました
ここにとても明るい未来を感じました
ただ、現代の母親の取り巻く環境というのは
ありとあらゆる場面からの要望が多すぎて
ストレス過多であることは
私にも十分過ぎるほどに伝わってきます
これについては
香りによる簡単なケアでも
軽減される事も多いのではないかと
感じました
そして
がん患者様へのアロマボランティア
よくもわるくも
こころの蓋を簡単に開けてしまう香りの力
というお話
ボランティアという形が
良心だけでできるものではないであろう
という事を察することができました
自分の心や軸がどのあたりにあるのか
セラピストとしての軸がしっかりしていないと
踏み込んでしまう領域に迷い込んでしまう
そんな危険性も伴う世界だと思います
これは
アロマトリートメントをする
アロマセラピストの軸と
共通する部分でもあるとは思うのですが
ここで話すと長くなるので
いつか機会がありましたら
BLOGに書きたいと思います
そして
知識のあるドクターほど
色々な事に慎重になること
病院での精油の扱いは
なかなか厳しいのが現状です
それは当然の事だと思います
精油の成分や作用の事を知れば知るほど
その扱いには慎重になります
実際に精油の芳香成分は
細胞レベル、受容体に働くレベルです
薬や治療
人の命を扱う場所で
慎重になるのは当たり前の事だと思います
これも
精油を扱うアロマセラピストが
クライアントに
安易な使い方を勧めない事と
共通していると思います
*
代替医療であるアロマテラピーが
どのあたりまで入り込むことができるのか
その有用性をどこまで認めてもらえる事ができるのか
正直な所その部分は
私は立ち入れない世界です
ただ
このあたりの自分のスタンスがどうあるのか?と言う答えは
私の中にはもう出ているので
この先もブレる事はないとは思います
私は私のできることをする
それだけです
それが何かというと
アロマテラピーの正しい知識を知ってもらうこと
私自身の知識のブラッシュアップ
そこのインプットとアウトプット
精油や香りの力
そしてスキンシップの大切さは知っておくと
生まれてから死ぬまでの間
絶対に助けてくれる瞬間がくること
相手と共に自分自身も…
知っていると
知らないとでは
たぶん
全然違うと思います
それは
この勉強会で話をされた
お二人の先生の経験が
十分に物語っていると思います
育児でストレスを抱えてしまったお母さん
死期を間近に娘を想うお母さん
介護で疲れてしまったご家族
足の痛みで眠れない患者さん
そんな時に
少しでも香りの持つ力を体感していることで
抱えなくてもいい負担を
軽減する事ができるのではないかと思います
たとえ
ラベンダー1滴でも
優しい手の一さすりでも
その力は途方もなく
大きな力になるのではないかと思います
大袈裟ではなく
さりげなく
言葉なく寄り添ってくれる香りの力を
そこにある人の手の力を
押し付けがましくなく
気負いなく
伝えていけたらと思っています
私自身のアロマテラピーの活動は
とても地味で小さなものかもしれませんが
香りを通じて誰かの笑顔に繋がって
巡り巡るものだと思っています
香りを必要とするとき
そんな瞬間が誰しもありえて
ささやかな支えにつながる事
そんな時にアロマテラピーを知っていてよかった
と思っていただけるように知識の普及も含めて
アロマテラピーを知っていなくても
何かストレスを抱えたときに
香りが助けになることを思い出して
いただけるような活動ができるように
地味ですが
コツコツと長く続けていきたいと思っています
7月1日の中部勉強会
今年の後半スタートに
経験豊かなお二人のお話が聴けた事は
とても大きく
私自身の気持ちの支えになったようにも思います。
いつも
とても有意義な勉強会
本当にありがとうございます